10年前ー

あたしはある男をふった。

そいつの名前は確か    

「洋介」



思い出されるクリアな思い出。





うちの近くにある狐公園。
あたしと洋介は向かいあっていた。

いまでも覚えててる心臓の鼓動。
でも洋介はもっとすごかったんだろうなぁ

「めぐさんがだいすきです!付き合って下さい!」

お日様みたいに赤い洋介の顔。


そんな洋介の気持ちも知らずにあたしが発した言葉は・・・



「あんたには興味ない。」