「ーーーあら?貴女、だれ?」

そう発した女の子は、ココが言葉を発する前に、つかつかとココに近寄って来た。


1m程離れたところで立ち止まり、また女の子は鋭い声を放つ。

「誰?ってば。あなたの名前はっ!?」


「あっ、あたしはっーー」


「ちょっと待って」


驚いて声を発したココをすかさず止めたのは、ユキ。