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「おいクソ野郎、もう1回いってみろ」




俺は今日全ての講義を終えると、午前で講義を終えた葉月の家へと向かった。



そう、変態おばけと共に。



葉月の部屋で正座してる俺。



葉月はそんな俺をベッドに座って上から見下ろす。



迫力ぱねー。



「ん、だから」





「あ?」


葉月のメガネの奥の瞳が俺を捕らえる。




「俺とえっちしてください」



「正気か?ころすぞ」



う、俺だって嫌だよ?

いくら大好きな葉月とはいえども、男に童貞を捧げたくはない。



結はそんな光景を涙を流しながら大爆笑していた。


あいつ。


お前のためにやってんのによ!


俺は結をキッと睨み付けた。


「おい、なんだその目は」



葉月が俺の胸ぐらをつかむ。


「い、いやちがくてですね、葉月をにらんだわけじゃなく」



結を睨んでたとかいってもふざけてるだけにしか思われないだろうしなあ。



「童貞を捨てたい気持ちは理解するが、人選ミスすぎるだろボケ」



もう正直に話すか




「あ、あの俺は傍観しておくのでとりあえず脱いでもらっていいすか」



葉月が脱いだらあとは結に任せればいいだけだしな




「お前ガチできもい」



葉月がいつもより酷い言葉を浴びる。