ケータイ小説 野いちご

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鬼麟2

第二章
3.できることとできないこと

蒼の話を聞いてから、少しが経った。
レオの話に寄ると、どうやら蒼の“遊び”は少なくなっているらしく、変わることを選んだらしい。
でも、あの時私のことも少し話してしまった。
今思えば、なんて阿呆なことをしたのだろうと思う。
「で、どうでしたか?」
今はといえば、先日行われた期末テストの出来を倖に訊かれたところ。
まったく、愚問だな。
「そんなもの、できたよ。ちゃんと」
「あっれぇ~?棗ちゃん、目が泳いでるよ」
からかうレオにバレてしまい、冷や汗がたれる。
だって、言えない。

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