ケータイ小説 野いちご

敗者復活戦~純情~

試合開始
堀北 彩


日本で一番最初に桜が咲く場所。沖縄。
ここの桜、緋寒桜はソメイヨシノに比べて有名でも人気でも無いが、私はこの小さくて淡い桃色の花が好きだ。特別可憐な訳では無いが、凛とした美しさと強さがあり、日本人の女性のようだ。

だがしかし、私とは全く違うなと思いながら彩は教室のドアを開け、普段通りの最短ルートで自分の席につく。普段通り遅刻五分前に席についた。

私の名前は「堀北 彩」。高校3年生。まぁごく普通の18歳です。

チャイムがなり、騒がしかった男子も大人しく席に座り、準備をすることを忘れていた者は急いで教科書を取り出す。先生が入ってきたら教室はしんと静まり返るが、どうせまたすぐうるさくなる。

何気ない日常も、今日で最後。
今思えば、やり残した事が沢山あったと思う。

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