そんな時先生に話しかける一人の生徒がいた。
そして話終わると私の方に近づいて来た。
「優奈ちゃん!一緒にやろ?」
その子は香山美佳(かやまみか)という子だった。
香山さんはとても優しかった。

料理の作り方を一から教えてくれた。
そしてとても面白い人だった。
「私の事美佳でいいから」
・・・で私は美佳と呼び捨てで呼ぶことにした。
「美佳・・・これどうやるの?」
美佳は私に色々と教えてくれた。
まるで初めて会った、沙里奈みたいな人だった。

私は沙里奈の班を見た。
すると由紀がベーと舌を出していた。
まるでこれで沙里奈は私の物だね!!と言うように。

そしてやっとの思いで料理が完成した。
「優奈!!料理うまい!!!」
「え~?美佳が教えてくれたからだよ?」
私達は相手を褒めあって笑った。
沙里奈は、テキパキと食器を出していた。
沙里奈は私と目が合うと、ニコと笑った。
「優奈~食べよ!!」
美佳ほそう言ってきた。
私はうんと頷いた。