ケータイ小説 野いちご

雪華〜時代の始まり〜

二章〜池田屋事件〜
記憶の欠片



(???)

「雪華さんは見つかりましたか?」

「いえ、それがまだ…」

まったく、いなくなってからこれだけ探しても見つからないとは…
見つけたらお仕置きをしなければね…

「桂さん、雪華さんはまだ見つかっとらんがか?」

「えぇ、今のところ、消息すら掴めていません」

「困ったもんぜよ、まぁわしも何かわかったら連絡を入れるぜよ」

「すみません坂本さん、ご迷惑お掛けしてしまって…」

「いいんぜよ、それじゃあ、わしはそろそろ寺田屋に戻るぜよ、あまり遅くなると武市達がうるさくてのお…」

「それなら私が送っていきます。丁度これから池田屋に用がありますから」

「おぉ、すまんなぁ」

「いえ、では参りましょう」

まさか池田屋で雪華に再会するなど、この時は思ってもいなかった。

それから数分後
~池田屋~

「会津藩はまだか」

近藤さんが焦ったように言った。新撰組が会津藩に要請を出してから、半刻ほど経っていた。

「しかたない、我々だけで突入する。皆、行くぞ!!」
「「おぅ!!」」

近藤さんの力強い声と共に、私達は寺田屋に討ち入りに入った。

「会津藩お預り新撰組、詮議のため宿内を改める!!」
ドタドタという足音と共に、長州藩の浪士が集まってきた。

「手向かいすれば容赦無く切り捨てる!!」

「新撰組かっ!?」

「くそっ…幕府の犬めっ!!」

< 13/ 62 >