ケータイ小説 野いちご

幼なじみはイケメン4人組

10 胸のドキドキ





──そして、学園祭の朝となった。


私は寝坊することなく起床し、清々しい気分で家を出た。



「あっ、おはよっ!!」

「おはよ、ミサ」



門のところでニコッと笑う晃太くん。

その近くには歩夢とマーくん、そして旬ちゃんも居た。



「旬ちゃん、今日は早くに行かなくてよかったの?」

「当日に焦らないように昨日までやってきたんだから、全然オッケー」

「そっか!!」



久しぶりに5人が一緒だ。


お母さんみたいな晃太くんが、私の制服についたゴミをサッと取ってくれて。

お兄ちゃんみたいな旬ちゃんが、私の優しく頭を撫でる。


お馬鹿な歩夢は『目覚めのチューをしに行こうと思ったのに』と相変わらずの調子で笑って。

クールなマーくんが面倒臭そうに髪を掻き、そのあとに歩夢にチョップを食らわせた。


そんな4人を見て、私が笑う。

いつもと同じ、いつも通りの5人。


5人で過ごしている『今』が、何よりも楽しかった。



< 117/ 220 >