今日は、柏木サンと打ち合わせで出版社へ。






昨日、最低最悪の俳優とめでたく付き合うことになった私。





『んな顔すんな。
お前が忙しくなることは無い。
お前は、俺が主演にピッタリの次回作でも書いてれば良いんだよ。』





これからの自分を本気で心配している私を見て、

これでも無いくらいに眩しい笑顔を見せて、私の頭をポンと撫でた世良修吾。






彼の発言に本気で警察に訴えようと思ったけど、


彼の笑顔があまりにもかっこ良くて、


何も言い返すことができなかった。







これじゃあ、私は彼の良いように利用されてるだけ。






……悔しい。





このままじゃいけない。


そう思った。