1人の少女が本を手に取った…

スッと白く長い指先でページをめくる…

少女が見ているのは小さい頃女の子なら絶対と言っても過言ではないくらいに読んだことのある『シンデレラ』…。

少女「フンッ…馬鹿馬鹿しい」

少女はバタンと本を閉じ、本棚に戻し立ち去って行った...

その時少女の濁りきっている目が少しだけ揺れていたのを見たものは当然ながら居なかった…
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