ケータイ小説 野いちご

熟女に魅せられて

嫌な男

♪♪♪♪♪


枕元で激しく鳴り響く目覚まし時計を止めて、
俺はゆっくりと布団から起き上がった。


「はぁ・・・なんかしんど・・・」


体に重さを感じながら部屋をバイトへの準備をする。


すると携帯に着信ありのランプが光っていた。

由岐か?

メールを開くとやっぱり由岐からだった。


『無事に家に帰ったよぉ~。 まだ寝てる? 
今日は授業が昼からだから、今から寝ます。
おやすみ~。』


由岐が飲み会から帰ってメールしてくるなんて珍しい。


少しは俺に気を使ってるんやろうか?
最近になってこんなメールがくるようになった。
キス事件の直後ならともかく、何故今?
そう思ったりもするけど、
こうやってメールが来ることは悪い気はしない。


「でも朝6時って・・・寝てるわ。」


俺はメールを閉じると、再び支度に取り掛かった。


朝食を済ませて家を出る。


「なんか今日は行きたくないなぁ・・・」


昨日あんなことを聞かされたからか、
バイトに行くのが憂鬱で足取りが重い。


「休もうかなぁ・・・ あかんあかん!


そんな言ってたらいつまでも社会人になられんわ!


俺はたるんだ心に喝を入れ、バイト先に向かった。



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