スナック富士子【第四話】

恋愛(キケン・ダーク・不良)

夏 小奈津/著
スナック富士子【第四話】
作品番号
919085
最終更新
2015/05/22
総文字数
16,699
ページ数
18ページ
ステータス
未完結
PV数
858
いいね数
0
読者登録してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。とても励みになっています。それから、ファン登録してくださった方、本当に嬉しいです。どうもありがとう!! 夏 小奈津より



彼がいったいいくつのテンガロンハットを持っているのか、誰も知らない。彼の住むマンションの一部屋にテンガロンハットが所狭しと並んでいるというが、実は誰もそれを見たことがない。
                     スナック富士子 第四話 「テンガロンハット」

「ちょうど、今日のような雨と一緒で、音もなく降り注いでくるから気づかない。そういう恋ってあるだろう?雨に濡れていることに気づかなかったから、濡れたままでいて、風邪を引いてしまった。」
                     スナック富士子 第三話 「小糠雨」


午後になって雲行きが怪しくなって雨が降ると彼はやってくる。雨宿りをするように。それだけがたった一つの理由であるかのように、彼はやってくるのだった。──こんな雨の日には富士子ママがお店に顔を出す。言葉ではない約束が果たされるのを今も待っているのか。
                     スナック富士子 第二話 「待ち人の約束」


兄弟の兄と弟に手を出している一樹の過去の恋はそれだけが本気の恋だったと思う。僕の親友に恋をしていたあの頃の一樹はどこへ行ってしまったんだろう。
スナック富士子 第一話 「終わらない初恋」



                        

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