君に、溢れるほどの花を

ファンタジー

無々/著
君に、溢れるほどの花を
作品番号
892339
最終更新
2013/10/27
総文字数
8,418
ページ数
10ページ
ステータス
未完結
PV数
984
いいね数
0
『・・・あー、どうやら、ちぃっとばかし失敗したようじゃ。すまんのぅ』


なんて、少しも悪びれた様子なく、とんでもないことをさらりと告げられた。
口調とは裏腹に、可憐な女の子の声で。


謝るくらいなら、この状況をどうにかしてほしい。



なのに・・・。


『今すぐには、無理じゃて。・・・どうか、暫しの間は、その場所で辛抱しておくれ』


返された言葉はそんなもので。
まともに説明もされず、放り出された。

どこに?
それはこっちが訊きたい。



そうして、目の前には視界いっぱいに広がるモフモフ。
というより、モサモサ?、もっさり?
そんな感じの白い大型動物(たぶん)。



日本で(自称)普通の女子高生だった音宮 雨流。
うたた寝から目覚めてみれば、そこは―――。


異世界・・・のようで?


無気力少女とモフモフ獣とおせっかいな異世界の住人たちと、ついでに過保護な双子の幼馴染、そんな一癖も二癖もある彼らの物語。


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