君のブレスが切れるまで―on a rainyday remember love―

青春・友情

桐森 義咲/著
君のブレスが切れるまで―on a rainyday remember love―
作品番号
1719557
最終更新
2024/03/11
総文字数
25,943
ページ数
71ページ
ステータス
完結
PV数
202
いいね数
0
 ある六月の朝、世間では梅雨と比喩され水滴が降り注ぐ季節。宮之城 雨(みやのじょう あめ)はこの世に生を受けることとなった。


 両親のどちらとも違う赤い眼を持って産まれた彼女は忌み嫌われ、感情を持たないまま成長していく。愛されることを知らない、こんな最低な世界に生を受けることがどれほど残酷なことか。愛に飢えた幼い雨が取った決断は、両親に振り向いてもらうために死を選ぶことだった。


 感情がなければ死は怖くない。愛がなければ命を使ってでも振り向いてもらうしかない。幼くも悲しい考え。しかしその日、彼女を止めたのは名も知らぬ黄色傘を持った同い年の少女だった。


――――――――――――


※ 拙作、『君のブレスが切れるまで』の外伝であり、もう一人の主人公である「雨」視点の物語となっています。(全5話)


「あの日、あのとき、君は何を見ていたの?
 私が知らない日々で、君はどんな暮らしをしていたの?」


本編でも謎多き彼女でしたが、これを見れば心の内が少しだけ垣間見えるかも。
本編を知っていると更に楽しめると思いますが、こちらから読んでもらっても問題ないかもしれません。(もし本編を読んでなくて、興味が出たら本編の方もよろしくね!)

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