午後11時、蝶にかける願い

恋愛(ピュア)

さに〜/著
午後11時、蝶にかける願い
作品番号
1671776
最終更新
2022/07/02
総文字数
4,132
ページ数
11ページ
ステータス
完結
PV数
1,114
いいね数
0
私の憧れ、磯田先輩はとても優しい。こんな地味な私にだって、公平に接してくれる。
そんな先輩が好きだけれど、私なんかが先輩の隣にいるのは何か違うよね?

「すずちゃんは、七夕の願い事何にした?」
「ひ、秘密です!願い事は他の人に聞かれると叶わないというので……」
先輩は不敵に笑って、私の肩をぐっとその身体に近づけた。
「俺はね、これからもすずちゃんと一緒にいたいって願ったよ」
(えっ……それって、そういうこと⁉︎)
「あっ、顔赤くなってる。すずちゃんはかわいいなあ〜」

空高く羽ばたく蝶のように、淡い期待が天の川の流れる夜空に舞い上がった。
──────────
<登場人物>
重野涼花(しげの すずか): 物静かで勉強熱心な大学2年生。研究室の先輩である祐弥に誘われてシェアハウスで4人暮らし。
磯田祐弥(いそだ ゆうや): 爽やかでミスターコンにも出場した大学3年生。フットサルサークルの幹事で、研究室が同じ涼花とはシェアハウスで共同生活をしている。
あらすじ
七夕──それは、技芸上達や心願成就を祈る古くからの行事。炎暑が続く夏に訪れた束の間の涼しげな夜。天の川の輝く空の下、偶然か必然か、ひっそりと祈った優しい願いが共鳴を起こす。ふたりの大学生の純な恋愛物語。

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