彷徨う私は闇夜の花に囚われて
恋愛(キケン・ダーク・不良)
完
5
羽夜/著
- 作品番号
- 1651712
- 最終更新
- 2022/11/19
- 総文字数
- 92,399
- ページ数
- 204ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 70,480
- いいね数
- 5
初めはお気に入りのユニットをフォローしただけだった。
次にフォロワーさんと仲良くなることを望んだ。
そして、私は……一人の男の子に恋をした。
『男と話すましろを見ていると、ちょっと妬いてしまうんだ』
『ましろ、愛してるよ』
『離れていかないで』
返せなくて……ごめんなさい。
『コメント欄のにわかどもを消し去りたい』
『新しいペンを買ってテンション上がってたのが可愛すぎる……』
『鍵をかけても見られるから問題ないね』
もう、私を見ないで……
ましろ 本名:神代 美紅(くましろ みく)
笑顔を絶やさない女の子。
暗い過去を持つ素人配信者。
×
紅バラ
謎が多い男子高校生。
ましろを支えてくれているリスナー。
ましろへの愛情が深すぎるようで……
出会い、別れ、追われ、彷徨う。
親友からのまさかの告白と、
知らされる彼氏の裏の顔。
誰を信じたらいいのか、わからない。
そして、私を監視するあなたは一体誰なの……?
この作品の感想ノート
黒瀬くんからの狂愛に恐ろしさを感じたと共に、こんなに愛されている美紅ちゃんを少し羨ましく思えるのはあくまで他人として読んでいるからなんだろうなぁ、と思います。
登場人物の一人ひとりに感じる狂気にネットの怖さを改めて感じましたが、ここで感想を、読んだという足跡を残そうとしている私も又、ネットに染められた者の1人で、、、。
満足感もありつつ、物凄く考えさせられる作品でした。
でもまさかパンジーの正体が紅バラだったとは…。
私自身、パンジーの存在が出てきた直後からこれはすみれちゃんなのでは?!と感じていた為、黒瀬くんが美紅ちゃんにそう説明した時は「うんうん!!」なんて思っていましたがまさかの黒幕…。
くそぅ、悔しい…とてつもなく悔しい…。
まぁそれは置いておいて(笑)、唯一の心残りはすみれちゃんと喧嘩した後、すぐに美紅ちゃんと出会った後輩くん…。
今も不満を少し抱えながらも学校の後輩としてこっそり美紅ちゃんを眼で追っているんだろうなぁと思うと少し癒されます。
本当に、細かいところまで丸ごと全部楽しめて最高の作品でした!!!
ありがとうございました🤤
珀 。さん
2022/10/21 11:50
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