『結婚適齢期』
こんな言葉
誰が使い始めたのだろう。
30歳過ぎたら
『行き遅れ』
冗談じゃない。
だけど、こんな言葉に敏感になってしまうのは
本当は自分が不安を感じているから。
だって
結婚もしたいし、
子供だってほしい…
理想が高いわけでも
仕事人間なわけでも
家事が苦手なわけでもない。
強いて言えば
男を見る目がない…
というところだろうか。
のどかさんは、今日も憂鬱です。
- あらすじ
「のどか」は、大手食品メーカーに勤める一般社員。
短大を卒業後、辛い就活を乗り切り、一般的に見ても「よい会社」と呼ばれるであろう会社に入社することができた。
入社から5年ほど経った頃、
総務部から秘書課への異動の人事が下された。
仕事はとてもやりがいはあったが、ストレスありきの多忙な日々が続いていた。
気づくと入社10年を超え、完全にお局と呼ばれるような位置に属していた。