セリカ・アシュ・フィールド辺境令嬢
男を侍らせ傲慢でワガママで悪役令嬢な聖女
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オウガ・ディスタール騎士
聖女の悪行に眉間に皺を寄せ睨みつける護衛騎士
***
人々から嫌われる聖女。
それでも良いと口角を上げ、炎のように赤い瞳を揺らす聖女セリカ。
私はこの国の悪女となってやる。
「傲慢?ワガママ?悪役令嬢?それでよろしくってよ」高笑いを見せる。それは本当の姿なのか?
聖女の力とは?悪魔のギフトとは?
「セリカ、もうあなたを一人にはしない」
「命に代えてもあなたを守りたい」
誰か助けて……。
セリカの瞳が涙で揺れる。
それを拭ってくれるのは……。
- あらすじ
王城の一室にて繰り広げられる不逞な光景を眺め、眉間に皺を寄せるオウガ。オウガの見つめる先では、聖女セリカ・アシュ・フィールドが不適に笑っていた。
聖女の力を持って生まれた令嬢は男を侍らせ、ワガママ放題。聖女がなぜその様な悪行を続けるのか?
その理由を知ったときオウガの心に芽生えるのは同情か?哀れみか?それとも……。
「一体あなたは何がしたいんだ」