透明な標本

ファンタジー

海山堂/著
透明な標本
作品番号
1609897
最終更新
2020/07/20
総文字数
3,006
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
138
いいね数
0
降りしきる白雪は輝きに染まって、万華鏡のように果てしなかった。
あらすじ
涼香のベッドの飾り棚には、尾びれを美しく翻した透明な金魚の標本瓶が置かれていた。彼女は生物学者である父と二人暮らしだった。六つの頃に母の連れ子としてこの家に来たが、母はまもなくガンで死んで、腹違いの兄と姉とは成人してから家を出て行った。涼香が二十八になったある冬の日、父が死んで泣き通しだった彼女は、朝のニュースを耳にすると雪の中を飛び出して行った。

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

すべての感想数:1

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop