二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて

恋愛(ピュア)

泉南佳那/著
二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
作品番号
1586330
最終更新
2023/11/18
総文字数
21,358
ページ数
58ページ
ステータス
完結
PV数
223,521
いいね数
37
覚えているのは……
耳をふさぎたくなるほど
うるさかった蝉の鳴き声が
まったく聞こえなくなったこと。
それは……
彼が目にかかる前髪をかきあげ、
すべらかな額があらわにしたとき。
最初はなんだか怖かった
切れ長のセピア色の瞳が
微笑みを浮かべると
優しい光をたたえるとわかったとき。
わたしの心はすべて
彼だけで埋め尽くされた。
そして気づいた。
わたしはこの人に会うために
生まれてきたんだと。

***

多感な少女、夏瑛の恋物語


(以前、別のサイトで『蝉、羽化する夜に』のタイトルで掲載した作品を修正したものです)
あらすじ
小学6年の夏、夏瑛(かえ)は大学生の靭也(ゆきや)に恋をした。
けれど、靭也が自分の叔母に心を寄せていることを知って
はじめて心を痛める。
そして5年後の夏休み。
偶然の成り行きで靭也とふたりきりで過ごすことになった夏瑛。
ずっと心にとどめていた想いがとうとうあふれ出し、寝ている靭也に
口づけをしてしまうが……


この作品のレビュー

★★★★★
2021/09/10 15:55
投稿者: godisdora さん
ネタバレ
しっとりとした純愛物語

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★★★★★
2020/06/09 08:09
投稿者: まこまこちー さん
ネタバレ
切ない!

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