恋は、二度目のキスのあとで―エリートな彼との秘密の関係―
恋愛(オフィスラブ)
完
30
pinori/著
- 作品番号
- 1581592
- 最終更新
- 2020/03/07
- 総文字数
- 113,796
- ページ数
- 171ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,783,358
- いいね数
- 30
白石千絵
北川修司
瀬良柊二
「今日はカードでの支払いはできないそうだ。ちなみに俺は他人に金は貸さない主義だということも言っておく」
「え……だって、奢りって……」
「頼みを聞いてくれるならそのつもりだったが……断るんだろう?」
卑怯な手を使われ、最初は頭にきた。
〝女性恐怖症〟克服のための協力なんて、高級なご飯くらいじゃ割に合わない。
そう思っていたのに。
「こういうとき、本当なら抱きしめて慰めるのがセオリーなんだろうけど……悪いな。俺にはこれが限界だ」
重なった手が優しいから、文句が出ない。
とても優しいこのひとと、私。
一緒にいる時間のなかで、本当に救われているのはどちらだろう。
北川修司
瀬良柊二
「今日はカードでの支払いはできないそうだ。ちなみに俺は他人に金は貸さない主義だということも言っておく」
「え……だって、奢りって……」
「頼みを聞いてくれるならそのつもりだったが……断るんだろう?」
卑怯な手を使われ、最初は頭にきた。
〝女性恐怖症〟克服のための協力なんて、高級なご飯くらいじゃ割に合わない。
そう思っていたのに。
「こういうとき、本当なら抱きしめて慰めるのがセオリーなんだろうけど……悪いな。俺にはこれが限界だ」
重なった手が優しいから、文句が出ない。
とても優しいこのひとと、私。
一緒にいる時間のなかで、本当に救われているのはどちらだろう。
- あらすじ
- 不動産会社に勤める白石千絵は、幼馴染の瀬良との恋愛を引きずったまま、それを隠し過ごしていた。そんな中、オフィスで瀬良と再会する。どういうつもりなのか、意味深な態度をとる瀬良のせいでただでさえ大変なのに、そこに社内で〝女性嫌い〟で有名な北川まで絡んできて――。
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