綾さんの恋日和
その他
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藤原三月/著
- 作品番号
- 146070
- 最終更新
- 2009/08/16
- 総文字数
- 2,855
- ページ数
- 6ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 61
- いいね数
- 0
ねぇ、綾さん。
孫娘が高校中退したって、どう思う?。
怒る?、気にしない?、
それとも、悲しい?。
ねぇ、綾さん。
私が産まれる遥か昔に死んだ爺ちゃんのこと、愛していた?、蔑んでいた?、憎んでいた?、それとも何も感じていなかった?。
ねぇ、綾さん。
女に産まれて良かった?。自分が産んだ四男二女のことを、憎んだり恨んだりしていないの?。
ねぇ…。
ねぇ…。
ねぇ…。
訊きたいことも、話して欲しいことも、聞いて欲しい私の愚かとか、たくさんあるのに、今となっては、会話は一方通行なんだね、綾さん。
散り始めた桜と葉桜のコントラストが、こんなにも穏やかで、儚くて、暖かな陽だまりの、その真ん中であなたは微笑んでいるというのに・・・。
孫娘が高校中退したって、どう思う?。
怒る?、気にしない?、
それとも、悲しい?。
ねぇ、綾さん。
私が産まれる遥か昔に死んだ爺ちゃんのこと、愛していた?、蔑んでいた?、憎んでいた?、それとも何も感じていなかった?。
ねぇ、綾さん。
女に産まれて良かった?。自分が産んだ四男二女のことを、憎んだり恨んだりしていないの?。
ねぇ…。
ねぇ…。
ねぇ…。
訊きたいことも、話して欲しいことも、聞いて欲しい私の愚かとか、たくさんあるのに、今となっては、会話は一方通行なんだね、綾さん。
散り始めた桜と葉桜のコントラストが、こんなにも穏やかで、儚くて、暖かな陽だまりの、その真ん中であなたは微笑んでいるというのに・・・。
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