あの日

恋愛(ラブコメ)

べっきゅん/著
あの日
作品番号
1301436
最終更新
2016/02/07
総文字数
1,000
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
650
いいね数
1
' あの日 '

俺等は出会った


「 にょらぁ 〜 」

「 きょなぁぁぁああ 」


名前を呼ばれ
呼び返す


「 にょら背高い っ !」

きょなはそう言いながら
俺に抱きついて来る

「 御前がちびなだけだろ ?」

俺はそう言いながら
優しく抱き締めてあげる

「 むぅ ~ / 馬鹿にょら 」

そう言うと
いつも 頬を膨らませる


その姿が可愛くて
俺はきょなの頬を抓る


きょなと居る時間は
凄い楽しくて
あの事を忘れれた



 ̄ ̄ ̄ 1ヶ月前


元気のない俺に
気付いたのか
きょなが問いかける

「 にょら? どしたの ?」

目潤ませ首かしげながら
聞いて来るきょな

「 失恋した .. 」

そう小さく呟いて
俺は俯いた


きょなは泣いてた俺を
優しく抱き締めてくれた


「 にょら .. 御前には俺が居る」

「 うう .. きょ..な っ 、」


俺はきょなに
泣き付いた


小さく震え涙流しながら
抱きついた


きょなに抱き締められたのは
初めてで 心地よくて


ずっとこうしていたいと
思ったのは内緒


その日からだ
俺がきょなを意識するようになったのは


きょなと目が合うたび
胸が高鳴る
心臓がうるさい


俺は 、きょなの誕生日に
告白してチャンベクcoupleになった


でも、その幸せも長くは続かなかった


久しぶりに きょなの家に訪ねた


俺はその場からすぐ離れた
泣きながら全力で走った


きょなは追いかけて来る

「 にょら .. 」

俺の腕を掴み抱き寄せる


' あの日 ' みたいに
優しく抱き締めてくれよ


胸が苦しくなった


俺より彼奴がいいのかよ


きょなを突き放した


「 俺じゃ駄目だったか 幸せになれよ?」


そう辛そうに微笑んで
俺は家に帰って1人で泣いた


「 にょらしか居ないし馬鹿 .. 」

なんて言ってたのを知らずに


毎日一緒に居る俺等だから
御前が隣に居ないのは寂しかった


苦しかった

俺は心の中で呟いた


" 御前居ないと無理
もう一度だけ付き合って下さい "

俺じゃ駄目か?

目次

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