正義の立役者 ~少女は言う~

その他

突風の舞姫 エアー/著
正義の立役者 ~少女は言う~
作品番号
1300222
最終更新
2016/02/02
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
────余談をしよう


とある少女の話だ


その少女は昔から希望に溢れていた

周りの人は言う 正義が悪を打ち倒す

本は記す 悪はあってはならない

なるほど、それらは聞こえがいい


少女は一つポロリと吐く

──正義の味方は悪を倒す。なら倒されなきゃいけない悪がいないといけない

その少女は小さいながらにこれを言う


いつしか大人になった

盗み 殺人 詐欺

正義の味方を信じて自身は悪と化す

───誰か私を倒しに来い

そう挑発する

まるで正義の味方を出せとでもいうように


だが、誰も来ない

誰も、あの少女を救おうとしない

正義の味方なんていないと気づく

──正義の味方のためにやっていた行動は?

無意味

その他それ以上の理由はない



少女は正義の味方を信じただけ

いや、信じたかっただけだった

涙が頬を伝う

───正義の味方の為だったのに

そして自分に手をかける



────少女はどうなったのか?



さぁ、見ていこうか。

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