-晴紀side-


僕は憧れの桜嵐さんにあの時のことを静かに話始めた…


この人は女なのに妃芽と同じように大丈夫なんだ、不思議と


僕は中学の頃、頭が良くて真面目な奴だった


今みたいに髪は明るくないしメガネだってかけててずっと下をむいて生活してるやつだった


そんな身なりだからこそ僕はクラスで卑劣ないじめを受けていた

背も大きくなく、どんなに抵抗してもいじめっ子にはかなわなかった


ある時公園に無理やり連れてこられたとがあった

小さな小さな公園に


そこで、僕はひたすら彼らに殴られ続けた


もう、抵抗することさえできないほど精神的にまいってたんだ


その時は何もかもがどうでも良くて、このまま死んでしまってもいいって思ってた



そこにね、あなたが現れたんだよ?

颯爽と…そして堂々と…