まやが倒れてから一週間。



未だに意識は戻らない。



医者によると力の使いすぎと、栄養不足、睡眠不足、ストレスだそうだ。



一日過ぎていたら死んでもおかしくないらしい。



高林もまやのために精を尽くしている。



「まや……。早く起きろよ…」




布団で眠っているまやの手を掴み、そっと呟く。



マロと由美は天界でワイワイしているだろう。




「佐藤、は?」



水の入った桶を持って入ってきた高林。



「まだだ」