

活動を始められたきっかけは何ですか?
10代の頃レディースチームのリーダーとして雑誌に取材されたことがきっかけで、全国のレディースを紹介するビデオリポーターやルポ執筆を始め、2006年には街頭から若者の声を伝えるフリーペーパー「VOICES MAGAZINE」を夫でカメラマンのKENと自費で創刊しました。この取材活動の中で、全国に生ききづらさを抱えている少女たちの声を耳にする機会が増え、bond-PROJECTを設立することにしました。
最近ティーンに多い悩みはありますか?居場所がない、漂流している少女が多いですね。家出はもちろん、心のより所がどこにもなく、自分を探してさまよっている子からのSOSが毎日、届きます。自分を必要としてくれる人を求めて、お金はもらわずに援助交際をしてしている少女や、自分が嫌いで罰を与えたいと自傷行為をしてしまう子も。「死にたい」というよりは「消えたい」願望が強くある気がしています。
記憶に残っている手紙orメールはありますか?少女たちを中心に5000人以上の声を伝え続けてきた、『キミの声を伝える「VOICES」』が昨年夏に本になったのですが、そこにも紹介している声をご紹介します。「ねぇ…いつになったら、私は私になれるのかな…? やっぱりマジメとか普通とかイイ子って、大人からは放置されちゃうのかな…?金髪にしなきゃ私に気づかない?派手なメイクしなきゃ私に気づかない?誰なら私に気づいてくれるの?」自己肯定感の希薄さや、自分の気持ちや考えを表現する方法を見つけられていないのかもしれないと感じさせてくれたメッセージでした。
野いちご読者へメッセージをどうぞ「寂しさ」を認めることから歩みは始まるよ。つらいときこそ立ち止まって、自分の心の声を聞いてほしいな。キミの声が誰かの支えになったり、力になるよ。独りじゃないよ。

橘さんに悩みを相談したいときはNPO法人 bond-PROJECTとは
①ドメスティックバイオレンスにより、帰る場所の無い、又は自宅が精神的な拠り所となりえない青少年の保護を行い、
②社会、家族、友人等に関する人間関係の不信感に対するメンタルケアやカウンセリングを実施し、
③問題を抱えた青少年が、就業、生きがい、社会参画できる機会を提供することで、青少年の健全育成を図ることに寄与することを目的とする特定非営利活動法人。
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