母親から虐待を受けていた妃菜子(ひなこ)。そんな彼女の心の寄りどころは幼なじみの椿(つばき)。しかし、彼岸花の咲く季節、事件は起こった…。離れ離れになったふたり。そして高校生になった妃菜子が出会ったのは椿にそっくりな皐(さつき)だった…。
人から嫌われる彼岸花、でも実は上を向いて強く咲く彼岸花。その花に自分の姿を重ねた妃菜子は「生きる」希望を見出せるのか。そんな妃菜子を見守るふたりの少年…。最終的な運命の結末に、強く胸打たれる作品です。
私は「なぜ生きているの?」とふと思う時があります。「生きること」。それが今回の小説のテーマでした。自分がこの世界から消える時に「この人の人生は素晴らしかった」と見送る人に言われたら、私は最高に幸せだったと言えるでしょう。生きるとは何か?この小説を読んで答えを見つけ出してほしいです。
「死にたい」と思っていた恭平は、ケンカでケガをして病院送りに。そこで出会ったのが不治の病の瑠璃華だった。「死ねよ」と不用意に恭平が言ったことで、瑠璃華は恭平をビンタ。しかし、それをきっかけに2人は付き合うように。病室から見える見知らぬカップルの“手”ばかりを描く瑠璃華が本当に描きたかったものとは…。
大人気の文庫『近距離恋愛』のやっぴさんの2作目。前作とは打って変わって、とっても切ないラブストーリーです。すごく大好きな人と付き合えて、本当なら描くはずの未来像。でも、それを描きたくてもできなかったら…?瑠璃華が最後に恭平に伝えたかったメッセージに、グッときます。2人のピュアな気持ちに、涙が止まらない。
この作品を読んで、命の大切さはもちろん、今の生活環境のよさに気づいてほしいです。恋をしたいのに、できない人がいる。中には、恋をしていてもあきらめなければいけない人もいるかもしれません。 生きたいのに生きれない人がいる。そんなことに気づいてほしいと思い、書きました!
家族のことでトラウマを抱え、クールなフリをしていたさな。でも、中学生になったとき、大事な4人の仲間と出会う。中でも大親友になった翔に、いつしかさなは惹かれていった。でも、これって友達として好きなの?それとも…?友達以上恋人未満の微妙な関係に戸惑うさなだけど、やがて、お互い恋人ができてしまって…!?
こんなに好きなのに…“親友”だからこそ、伝えられない。親友って、いつも近くにいて、一番分かり合えてる存在のはずなのに、その関係がふたりを縛ってしまう…。それが、とにかく切なくて。読んでいくうちに思わず涙します。ぜひ『たった一人の親友へ ~another story~』も一読を。
この作品は私の実体験を元に書いた小説であり、私の大切な親友へのメッセージでもあります。この作品を読んで何か一つでも感じてくれたら嬉しいです。
主人公のぼくは、「さびしがりやクラブ」の会員番号23番の松本一夫、中3男子。ネットサーフィンの最中に見つけたこのサイトで、リーダーのJK、30歳引きこもりのトナカイ、リストカットした女子高生チャラ、小6のコナン、太り気味の中学生・ドーナツなどのメンバーが、いじめや不登校、援助交際などの事情を抱えながら、「仲間」として、自分の生きる意味を探していく青春ストーリー。
登場人物の誰もが個性的な上、巧みな展開にも引き込まれていきます。主人公がお母さんと向き合うシーンでは思わず涙がこぼれ、心情表現の力強さも感じさせてくれる、すがすがしい作品でした。「生きる意味」を考えたい方にぜひ読んでいただきたいです!
この作品が、難しい現実と向き合おうとする人の「エール」になれれば幸いです。本や映画で見れたら面白そう!
中学生の海結は、壮絶ないじめにあっていた。海結は学校の屋上に通じる100段の階段を天国への階段と決め、嫌なことがあるとその数だけ階段を1段ずつのぼり、最後に屋上から飛び降りて死ぬことを生きがいにして、いじめに耐えていた。死へのカウントダウンを始めた海結だが、ある日、その階段で死と隣あわせの美少女・まりあと出会う。
人称の混在やシーンが想像しにくいなど、課題はありますが、学校の階段を天国への階段と定め一段一段上っていく設定は面白く、最後まで一気に読んでしまう不思議な魅力がありました。人の孤独感、弱さ、優しさ、そういったものが伝わってきて、生きることへの応援歌となればいいなと思います。
