Q.『告白』を書こうと思ったきっかけはなんですか?

織川ともか

A.憧れ、慕っていた人が20歳の若さで亡くなりました。脳腫瘍でした。大きな夢を持っていたその人が、何を想いながらその瞳を閉じたのか。幼かった自分には想像すらできなかった。それが約10年前の話です。考えてみれば、始まりはそこからだったのかもしれません。
いつまであっためてるんだって話ですね。
そして幼いって言うほどの年齢でもない…


Q.書籍化するにあたって、苦労したところはありますか?

ゆう

A.たくさんありますが、1番は季節や気候の表現ですね。自分は生まれも育ちも北海道なので、北海道の季節感まる出しで書いておりました。
しかし『告白』の舞台が関東ということで、修正の嵐で。特に冬休み期間の長さの違いがかなり影響しまして。これを担当編集者さまは“冬休み問題”と名付けられました。ほんとごめんなさい。
あとはもう、“長い”という一言に尽きます。


Q.携帯小説を書くに当たって、気を付けてる事や心がけてる事ってありますか?

A.キャラ設定を大切にしています。親しみを持っていただけるよう、外見や性格は基本ですが、変わったクセ、喋り方、あだ名なども考えます。
あだ名は『告白』で言うと、ヘラ男や優等生などですね。読者さまにもあだ名で呼んでいただけるよう、しつこいくらい使います。
でもしつこすぎたようで編集作業中、編集さまに「しつこい」と指摘を受けました。もういっそ土下座したい。

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