■まずは『K』を書き始めたキッカケを教えてください。
小説の主人公・マユにあたる友達(以下、マユと表記)は、よくケータイ小説を読んでいたのですが「自分は小説は書けないから、1番身近な存在で理解者のmomoが書いてみて」っていう感じでお願いされたのがキッカケです。 マユとはすごく仲がよくて、彼(以下、優太と表記)ともよく3人で遊んでいたので、自分でも「書きたい!」ってスグ思ったんです。自分は文章力とかはないですけど、“伝えるコト”はできるかなって思って。 だから最初は、たとえ1人でも誰かに見てもらえればいいな・・・という気持ちで『K』を書き始めたんです。 ■友達の実話を小説にするうえで、何か苦労した点はありましたか? やっぱり、その時の感情っていうか・・・。例えば2人きりの時のケンカの感情は、私には分からない部分も多かったので、あらためて話を聞いたりしました。あとは、保存しているメールを見せてもらったり。 1人のときは、当時よく聴いていた曲を流しながら、自分がマユになりきって泣きながら書いたこともありましたね。 ■泣いてしまったのはどのシーンですか? やっぱりマユが子どもを産んだ時ですかね。実は、マユと私の出産は1ヶ月違いなんですよ。出産経験者同士なので、子供を抱いてほしかったっていう気持ちは誰よりも分かりました。だからあのシーンは・・・最初は書けなかったですね。悲しすぎて・・・。 momoさんインタビュー2 ケータイ小説部門 大賞を受賞して・・・ |