【3日間 命の輝き~天使になった娘が残したもの~】 千住ますみ/著
2008年2月10日、1人の赤ちゃんが誕生しました。名前は愛心(まな)ちゃん。お母さんが愛心ちゃんを抱いたのは3回。1回目は生まれた時。2回目はその翌日。3回目はお空に旅立った日。18トリソミーという病気を選んで生まれてきた愛心ちゃんが私たちに教えてくれた、大切なこと…お母さんのマタニティ日記と手記を通して伝えます。
愛心ちゃんを授かったと知ったその日から、お母さんは日記を書き始めました。その中には、愛心ちゃんと一緒にいて“幸せなこと”、“つらいこと”が全てつまっています。愛心ちゃんがお腹の中にいた10ヵ月と、精一杯生きた3日間。その真実に、お母さんの気持ちに、心を打たれます。そして多分、自分のお母さんに「ありがとう」を伝えたくなります。
愛心が生きたことが、私のたからものです。みなさんの心にも愛心のやさしい光が降りそそぎますように。
【◇◆あじさい◆◇】 RAN/著
歳離れた母親との確執、癌と宣告された母親との死別、自分の知られざるおいたち、うまく伝わらない恋心、恋人への運命のいたずら…。風花をめぐる人生のさまざまな出来事。幼なじみのとっつぁんに最後に連れて行かれた先には…きれいなあじさいが咲いていた。
誰もが経験するであろう人生の出来事が風花を通して描かれていて共感できます。自分の人生に悔いが残らないように、ひとつひとつの出来事を大切に生きていこうと思える作品です。
『一言では言い表せない愛と絆を、少しでも感じ取って頂けたら幸いです。人を愛する心、忘れないで下さいね。』
【D i a r y】 遥 -haruka-/著
恋人・遥を日本におき、NYに住む翔太。ある日、白血病で半年の余命と宣告される。遥を思う翔太は好きな人ができたとうそをつき別れを告げるが…。
恋人の日記をまとめた物語。突然翔太を襲った運命の皮肉。切ないまでに愛した遥に翔太が最後にとった行動は…。
突然襲われた運命のいたずらにも屈しないふたりの絆。お互いがお互いを究極に必要としていることが切ないまでに伝わってきます。翔太の遥を想う気持ちに胸を突き刺されます。
「大切な人が今日も生きているということの、尊さと幸せに少しでも気付いて欲しくてこの作品を書きました。」
【[実話]16歳~私の生きた道~】 夢凪/著
まみは生まれてからすぐ余命宣告をされたためか、母から育児放棄され、虐待されて育った。小学生になってあるきっかけで母親から暴力を振るわれ入院してしまう。そこで遙花という子にあって安らいだひと時があったのだが、まみの不注意もあり遙花は事故死してしまう。その体験を発端として、まみの心は少しずつ蝕まれていく。
ここには孤独を恐れ、安息の地を求めたひとりの女の子がいます。その言葉はどんなに上手な言葉より心に突き刺さります。生きるということの根源的なことに突き当たる作品です。最後はほっとしました。

