■藤田ニコル氏評(ニコラモデル)
翼と舞のふたりが励ましあいながら夢に向き合っている姿に感動しました! 翼はいつも一生懸命だし、親友の悟史くんのアツいセリフもあって、登場人物がみんなすごくカッコいい! キュンキュンするラブなシーンもあれば、涙するところもあったし、バスケの試合のシーンはハラハラドキドキするし、読んでて楽しかったです!

■小山内花凜氏評(ニコラモデル)
“背”というひとつの才能がなくっても、努力して立ち向かって、強くなっていく翼。そんな翼が夢について話す言葉が、どれもココロに残りました。「夢はあきらめちゃいけない!」――この作品を読んでイチバン強く思ったことです。私も自分の夢をあきらめません。夢を持っている人はもちろん、持っていない人にもぜひ読んでもらいたいです。

■榎本咲百合氏評(女子高生出版部 編集長)
夢を諦めそうな人や、一度諦めてしまった人が、もう一度頑張ってみようと思える作品です。主人公の二人はもちろん、バスケ部のメンバーをはじめとする他の登場人物もみんな良い性格のキャラクターで、彼らの台詞一つ一つから元気が貰えます♪バスケや美術に関わりのある人もない人も、恋をしている人もしていない人も、是非是非読んでほしいです。

■田中伸明氏評(株式会社NTTドコモ)
一度は「夢」を諦めた女の子が、ある男の子の「夢」に向かって進んでいくひたむきさ、ハンデをもろともしない前向きな考え方に出会う。彼と彼を取り巻く個性豊かな仲間とのふれあいの中で彼女は様々な影響を受け、これまでの自分を見つめなおし・・・という友情と「夢」を織り交ぜたストーリー。皆さんにも読んでいただきたい!

■北野有希子氏評(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
コンプレックスや不安があっても、決して諦めない。前向きに夢を追おうとする舞と翼の姿勢に、大きなテーマ性が感じられました。お互いの夢を応援し、思い続ければ「夢は叶うんだ!」とココロに響いてきます。「夢があるけど、一歩踏み込めない」「やる前に諦めてしまう」そんな人に是非読んでもらいたい作品です。

■小野祐輝氏評(株式会社ベネッセコーポレーション)
今回のテーマである、「夢」に向かうエネルギーをとても強く感じる作品です。登場人物全員から、前向きに生きる強さと仲間への温かい思いやりを感じました。爽やかな風と温かい空気に包まれて、「私ももっと頑張りたい!」と背中を押される気がする一冊です。みなさんぜひ読んでみてください。

■内藤麻里子氏評(毎日新聞社)
夢をあきらめない気持ちに真剣に取り組み、好感が持てました。登場人物はさわやかで、安心して浸ることのできる物語世界でした。ただ、「けが」という要素を安易に使っている点が気になりましたが、その欠点をカバーする表現力の将来性を買いました。何カ所かいいフレーズがあり、その文章を生みだす視点を評価しました。

■新井俊也氏評(スターツ出版株式会社)
高校生らしい等身大の「夢」が、とてもさわやかに心地よく読める作品。キャラクターの違う内気な舞と人気者の翼がお互いに魅かれあい、夢を認め合っていく展開は、今回のテーマにフィットしている。恋愛、友情、スポーツ、挫折といった青春の王道が描かれている中で、嫌味なく素直に読める良作であり、著者の将来性も期待できる。


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