「3LDKの城」についてChacoさんに色々質問してみました！
第一弾は、≪ものがたり≫について！
Chacoさんは「3LDKの城」をどのように書いたのでしょうか？

Q.今回のストーリーは1人の女性と2人の男性が同居するという不思議な設定になっていますが、この構想は何から得たのですか？
A.友人の家へ遊びに行ったことがきっかけです。その友人は陽平のように若いときに結婚した奥さんと別れたばかりで、その家には千草のようなチャラチャラしている男友達が居候をしていました。私は花のように一緒に住んだわけではないのですが、彼らと何度も遊んでいたので、ひそかにネタにしてやろうって考えていました(笑)

Q.この作品は以前に別のサイトで執筆していたようですが、今回はどこか変わりましたか？
A.書籍になるなんて思ってもいなかったので、他の作品に再利用していたところを全般的に変えました。たとえば、陽平と花の関係。以前は「幼なじみ」だったのですが、今回は「いとこ」に。ほかには、3人だけの世界にしたかったので、脇役の「りんりん」の登場はなくしました。ほかにもたくさんあるのですが、一番の変化はラストです。

Q.この作品は3人の視点から描かれていて、それぞれの登場人物の思惑の絡み合いが魅力ですが、何か注意して書いた点はありますか？
A.私自身の言葉数が少ないのであまり感じてもらえないかもしれませんが、一人称で書くときの文章を若干、変えています。花はいつも書く感じで、陽平は少しかたく、千草は少し簡単な文章。それぞれの性格に分けていました。あとは、3人の視点を生かして、一人称では見えないところを他のキャラクターで見えるような構成にするよう気を配りました。

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