儚い者たち


『儚い者たち』は私にとって、とても大切な作品です。 主人公が傷つきながら過去と向き合って思い出にし、未来へ歩んでいく物語です。 この小説を書くことによって、自分自身の気持ちの整理をしてきました。

連載中はたくさんの読者さんに支えられました。 一度、書くのをやめてしまおうかと思ったことがあります。 しかし、完結させたら自分は変われるんじゃないかと思い直し、無我夢中で書き上げました。

そのとき、読者さんからの応援が執筆の助けとなりました。 いただいたメッセージを今だに何度も何度も読みかえしています。 私ひとりで完結させられたとは思っていません。みなさんがいたからこそだと心の底から感謝しています。 ホントにありがとうございました。

完結したときはすっきりとした気持ちでいっぱいで、「書いてきてよかったな」と思いました。 ケータイ版と書籍版では大きく話が変わったところもあり、その部分もまた楽しんでいただけたら幸いです。 これからもたくさんの小説が書いていけたらいいなと思っています。

ERINA


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