十和さんメッセージ


書き始める前はワクワクと、書き始めてからはひたすら楽しく、そして書き進めるうちに、登場人物と同じように悩んだり傷ついたりしていました。

『Pure hearts -赤-』は、私にとってちょっと照れくさい作品です。
まなみの気持ちは私が過去に感じたものであり、ケイや武ちゃんの言葉は思い出の中からそっと取り出したものでした。
自分自身の恋愛の記憶を切り取っていくことで、なるべくリアルな恋心を表現したかったのです。

男女両方の視点から進むストーリーは、どちらか片方だけでも楽しんでもらえるように心がけて書きましたが、やはりふたつがそろったときにこそ、本当に完成する物語だと思っています。まなみとケイのピュアな恋心を、読者さんたちにも味わっていただけると嬉しいです。

最後に、『Pure hearts -赤-』を応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。この作品をきっかけに新しい出会いもたくさんあり、心から嬉しく思っています。


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