ケータイ小説 野いちご

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    • 芸能人【お題】
    • 放課後

    自室のテレビに映ってるのは、大人気のイケメンアイドル。


    「カッコイイなぁーーー…」


    華麗に歌って踊る彼に見とれてると、外から怒りを含んだ声が飛んで来た。


    「お前、まーたそんなヤツに見とれてんのかよっ!」


    「……"また"はこっちのセリフなんだけど」


    隣の家に住む男友達は私と部屋同士の窓が向き合ってる為、よくこうやって窓越しに話しかけて来る。


    ちなみにヤツも現在芸能活動中だが、出すCDは全く売れないショボアイドル。


    「いいか見てろよ!オレは絶対売れて、皆の人気者になってみせるからな!!」


    言いたい事を言うと、さっさと窓を閉めて引っ込んでしまった。


    私は立ち上がり、ベッドの下からアイツが今まで出したCD全てが入った箱を取り出す。


    「私の気持ち全く知らないで…皆のものになる発言しないでよ……」


    複雑な心境の私の悩める呟きが、スゥ…と空気に溶け込んだ。

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    • 芸能人【お題】
    • 休日
    • 告白

    「忙しいのに、今日はありがとね」


    幼馴染みの湊(みなと)は
    高校の時、スカウトされて芸能界へ入った。

    今日は私の20歳の誕生日だからと
    予定を空けてくれたのだ。


    「なんだよ、今日は素直じゃん」

    「20歳になったんだもん
    子供だった私からは卒業したの!」


    昔から素直じゃなくて我儘だった私は
    同い年なのに、いつも子供扱いされていた


    湊は私の気持ちに気付いてないー。



    「あ、プレゼント渡してなかったな
    …ーはいっ、どっちか選んで」

    ポケットから出てきた両手には
    何かが握られてるようだった。

    「じゃ、こっち」

    そっと開いた手のひらに乗っかってたのは指輪ー


    「おっ、当たりじゃーん」

    驚く私の手を取り、薬指に指輪をはめた。

    「まっ、待って!
    じゃあ反対の手には何がー…」

    「もちろん、俺の。


    結婚しよっか」


    今までの"好き"が溢れてくるように
    涙が出たー。

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    • 芸能人【お題】
    • 屋上

    『俺、誰かといるの見られたらまずいし。ここしか無くない?バレずに会えるとこ。』

    彼にそう言われ呼び出されたのは屋上。
    互いに芸能コースに通ってるとはいえとってる科目が違く、同級生と言うよりは仲のいい仕事仲間!って感じの方が強い。

    『あのっ、』

    『あ、ごめんね、呼び出して。』

    『要件は??』

    『来週から稽古始まるでしょ?本読み付き合って。』

    そう渡されたのは誰もが知ってる有名な童話が元になった舞台の脚本。

    『いいけど、私でいいの?』

    『お前だから頼めるの。よろしくね?』

    2人の恋がこの秘密の練習から始まるのはもっと先の話。

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