ケータイ小説 野いちご

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野いちご学園の新着投稿

    • 憧れの先輩
    • VD2020【お題】

    「お兄ちゃん!待って〜。」
    「置いてくぞ」

    こんにちは!私は高野なぎ。絶賛片思い中の高校3年生!
    今日は2つ上のお兄ちゃん、神野昴お兄ちゃんと【学校デート】です!

    『先輩好きです!付き合ってください!』
    『よろしく、』

    あ、あれって…

    「なぎ知ってるか?」
    「なに?」
    「ジンクス」

    お兄ちゃんのいうジンクスはきっと、

    「バレンタインに好きな人と結ばれるとずっと一緒にいられるってやつ?」
    「そ。俺が高校生の時もあったな〜って思って」
    「ふーん、」
    「なぎは今年誰にも渡してないの?」
    「渡したよ」

    ドンッ

    「いたっ、お兄ちゃん!」

    どうしよう、壁ドンされちゃった/////

    「俺はもらってない」
    「え?」
    「お前にチョコもらってない」
    「ふっ、クスクス」
    「なんだよ!」
    「あのね、私のチョコ全部女の子だよ?
    だって…」

    「お兄ちゃんに渡したいもん!」
    「なぎ大好きだよ、」

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    • 幼なじみ
    • VD2020【お題】

    「ねぇぇぇぇ!!」

    朝から静かだった教室が、この男のせいで一気にうるさくなる。

    「なんで置いてくの!家の前で待っててよ!!」

    「やだよ。遅いんだもん」

    私がキッパリと言い切ると、地団駄を踏んで怒り始める。
    この男、金沢蓮は、私の幼なじみ。
    家が隣で、私のことが大好きな蓮は『ずっと一緒だよ!』と言っていつも私についてくる。
    その姿が犬みたいでちょっと可愛かったりもする。

    「明日からは遅くしない!」

    …今日はちょっと意地悪してみようかな。

    「絶対蓮には早く準備なんて出来ないよ」

    私がそう言うと、目にうるうると涙を浮かべ始めて拗ねた。

    「かれんの意地悪!」

    やりすぎたかな、と感じた私は、カバンから綺麗にラッピングしたものを出して、蓮に渡した。

    「バレンタイン」

    すると蓮はパァッと顔を明るくして抱きついてきた。

    「かれんだいすきー!」

    私もだよ。
    なんて心の中で呟いた。

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    • 幼なじみ
    • VD2020【お題】
    • 肩にアゴのせ

    チョコ女子達に囲まれた疾風を見た美友は、悲しく美術室にやってきた。

    ……でも、描こう!

    彼女は未完成のキャンバスに筆を振った。


    ……首を傾げて、ニヤリ顔……

    そんな彼に胸がキュンとするが彼女は進めた。
    カバンにはチョコがあったが、今年も渡せそうもない美友は、良い事を思いついた。


    ……せめて、この絵の疾風君に……

    絵の胸ポケットに赤い包を描き足した彼女はこの絵にジーンとしていた。


    「……何やってんだよ」
    「え?疾風君」

    彼は美友の背後から彼女の肩にアゴを乗せ甘く囁いた。

    「これ、俺?」
    「え?!あ、あの」
    「……お前さ、現実の俺には?」
    「でも、美女さん達に」
    「いいから寄こせ……」

    こうして美友のチョコをゲットした疾風はなぜか口を尖らせた。

    「俺以外にあげんなよ」
    「え?これ、疾風君の絵よ」
    「ダメ!絵でもダメ!」

    こんな二人の美術室は夕陽よりも真っ赤だった。

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