ケータイ小説 野いちご

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    • クリスマス4【お題】

    「わー!見て奏!ツリーだよ!綺麗だねっ」

    俺達の倍はあるLEDや飾りを付けられた大きなツリーを見て遥希ちゃんが無邪気に笑う。
    その横顔を見て「君の方が綺麗だよ」なんてクサイ台詞がふっと浮かぶ。

    だけど遥希ちゃんには何と無く言えなかった。
    いつもならスラスラと言えるはずの口説き文句だって出てこない。
    (何俺、話す話題が無いとか...中学生かよ)
    少し違う自分に若干戸惑う。女の子相手にこんなことになったのは初めてだ。


    「あ!願い事書けるんだって。奏何書く?」
    気付けば遥希ちゃんはツリーの下で置いてあったペンを持っていた。
    紙に書いてある事をちらと見れば【これからも奏達とずっと一緒にいられますように】とある。

    (奏"達"っていうのが気に入らないけど...)
    期待の目を送ってくる遥希ちゃんの耳元に近づく。そして、そっと呟いた。


    「遥希ちゃんとずっと一緒にいられますように」

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    • 同級生
    • クリスマス4【お題】
    • ショッピングモール

    「わぁ…っ…すっごい綺麗…ありがとう伊代くんっ」

    「ふっ、そんなに嬉しいの?」

    「うんっ!」

    伊代くんには感謝しかないよ

    それにしても寒いな…

    「くしゅんっ!」

    やば、くしゃみ出ちゃった…

    「大丈夫?風邪ひかないでよ。ほら、これ巻いといて」

    そう言いながら伊代くんは自分のマフラーを外し私の首な巻いてくれる

    「え…」

    「それ巻いとけば少しは違うでしょ」

    「っ…うん…ありがとう」

    伊代くんのマフラーは、伊代くんの甘い香りがして…

    「あとこれ。クリスマスプレゼント」

    プレゼント…?

    「へ…」

    「開けてみて」

    渡された箱を開けると、可愛らしいピンキーリングが入っていた

    「喜んでくれた?」

    「嬉しすぎるよ…っ」

    恥ずかしい、けど…それでもこの気持ちを伝えたい

    「伊代くん…大好き…っ!」

    ちゅっと軽く触れるだけのキス

    伊代くんの顔は真っ赤に染っていた

    開く閉じる

    • 後輩
    • 授業中
    • 教室
    • 告白

    数学の授業中、隣の席の樹(いつき)くんからメモが回ってくる。

    この席になってからは授業中2人でメモ交換することがおなじみになっている。

    今日も回ってきたメモを開くと

    『茉桜(まお)って好きな人いるの?』

    そんなメッセージが書かれている。

    『いない…かな。樹くんは?』

    そっと隣にメモをやる。

    そしたらすぐに返事が返ってきた。

    『俺は居るよ。このクラスで1番可愛い子。』

    あぁ、きっと成実(なるみ)ちゃんだ。1組でダントツに可愛い子。

    好きな人なんて居ないのに、なんでこんなに切なくて、苦しいんだろう。

    『なるみちゃん?』

    そう書いて渡す。今日はいつもよりずっと返事が早い。

    『違うよ。茉桜だよ。』

    …え?私……?

    反射で隣を見る。

    「俺じゃだめ?」

    控えめな声で囁かれる。

    「俺の好きな人は、茉桜だよ。」

    樹くんの耳が真っ赤になっているのを私は見逃さなかった。

    開く閉じる

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