ケータイ小説 野いちご

海へ...

夏と海とあたし
孤立するアタシ

滋賀県へ引っ越したあたしは、どうしても周りになじめなかった。

転校先の女子高では、みんながあたしに話しかけてくれた。


「リョーコちゃん、一緒に焼きいも焼くべ」

「盆踊りすんべ」


でも、やっぱり乗り気になれなかった。

スイーツはスガキヤでしか食べる気なかったし、踊りはディスコでしか踊ったことがなかった。


「ごめんね、今日もちょっと、用事があるから」

「なんやあ。東京モンはノリが悪いっぺさ」

「ホンマに東京モンはスカしちょるなあ」


なんだこのイナカモノ、と、あたしは心の中で思った。

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