スヤスヤ天使のように眠る実乃梨ちゃん。


その姿を私と社長は見ていた。



「可愛い寝顔」


「だな」



でも、ここからが問題なんだよね。


多分あともう少ししたら、悪魔の実乃梨ちゃんが出てくるはず。



「寝付いたようだし、リビング行くぞ」


「はい」



2人でリビングに行くと、予想通り悪魔の実乃梨ちゃんが降臨してきた。


「ママ〜パパ〜ぅぅぅぅ……」



「はぁ…始まったか」


そう呟きながらも、実乃梨ちゃんのとこへ行こうとした。

だけど、社長が腕を掴んで「俺が行くから、お前は休んでろ」と言って実乃梨ちゃんのとこへ行ってしまった。



社長が泣きやますことできるのかな…


私ですら、結構時間がかかるというのに。