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はぁ、っと息を吐き目を瞑る。

思い出すのはアイツの言葉。







‘’ 初めまして、俺達セルピエンテ


略してセルテと呼ばれてます‘’









‘’女連れとは予想外でしたけど、まぁ…いいでしょう


今日はただの挨拶ですからね‘’









‘’ふふふ、それは困りますね




こちらも‘’依頼‘’で動いてますから‘’









‘’ 我々は雇われた側です‘’











「…………セルピエンテ、か」


閉じていた瞼を開け、座っていたソファーに身体を投げ出した。





………………血が騒ぐ、


ふつふつと沸き上がる…この感情は怒り。と言う名のものだ








そー言えば、アイツ………………、





なんで、あんなに‘’喋った‘’んだ?



‘’報酬があれば、誰の味方にもなりますし敵にもなります‘’












アイツの一言一言はまるで…………、



…………………………ヒント、みたいな……









「………………報酬があれば味方にもなる、か」



でも報酬ってなんだ?金?情報?


それとも………………………………、








のそり、と重い身体を起こし、


テーブルに置いていたパソコンを立ち上げた