「美沙、話したいことあるんだけど」

「うん、待ってたよ」



昼休み。


私はようやく美沙に相談する決意をし、彼女に口を開いた。




完全に気持ちの整理がついたわけではないけど、少しは落ち着いたから。





「あのね、───…」



全部話した。




真田くんからの2回目の告白。


それをチカに問い詰められて傷付けたこと。


そして、全て話した上で起きている、チカと私の今の状況を。





「…なんか、凄いことになってたのね」

「…はい」



それを聞いた美沙も、予想外だったのかびっくりしている様子。





「千景くん、後悔しないといいけど…」

「へ?なんか言った?」

「ううん。こっちの話」




何やら美沙は言ったみたいだったけど、私には聞き取ることができなかった。