《side 心》



晴ちゃんに好きな人がいる。

その事実があまりにショックで、昨日は一睡も出来なかった。



気まずくて、一言も話せないまま学校につく。

晴ちゃんから話してくることもなく、わたしたちの間に重い空気が流れていた。



晴ちゃん…なんだか不機嫌…。

教室についても、晴ちゃんはずっと無言のまま。