《side 晴》




朝。


部屋の扉を開けると、そこにはベッドで眠る心の姿が。


俺はベッドの前まで行って、寝顔を覗き込むようにしゃがむ。



いつ見ても…可愛い顔。

色、白いな…まつ毛長すぎて影できてるし、何よりも桃色の艶めく唇は朝から刺激が強すぎる。


規則正しい呼吸の音さえ愛しくて、何時間見つめたって飽きやしない。


けれど、そうも言ってられない。