「おい、昼休みだぞ」



暖かい教室の窓側、その一番前の席が私の席




「ナオ起きろ」




気持ち良く寝ている私の肩がゆさゆさと左右に揺すられていく。




「んー、眠い」




「弁当持ってきてやったんだから食えよ」




その言葉にゆっくりと起き上がると
机の横に立っていたのは幼馴染の橘ソウ。