沙希を街に送る


『いいのか?ここで』


「えぇ、寄る所あるから」


『沙希……俺の連絡先だ』

俺は沙希に名刺を渡した

「……何かあれば連絡するわ」


沙希と別れ、あの女に連絡をした

『今から迎えに行く』


俺は少し面倒だったがら約束は約束だ

『田辺、マンション行ってくれ』


俺は自分の車で女を迎えに行くことにした


俺の女遊びには一切田辺は口を出さない
過去、妊娠したって女が何人もいたが田辺が後処理をする……

後処理って言っても……田辺が調べたら俺の子じゃねぇってこと。
嘘で言い寄ってくる女も風呂場行きだ


「若、私はこれで……」


『あぁ、悪いな……』


俺は自分の車に乗り込み車を走らせる


店の前に着くと女は待っていた
俺はクラクションを鳴らすと女は気がつき、車に乗り込んできた


「隼斗さん」


女は赤らんだ顔で俺を見る

『お勤めご苦労さん』

そう言って女を引き寄せ軽くキスをした