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それから、慌ただしい日々が続いた。



あたしは荷物の整理、弟たちは必要最低限の家事の習得。


相変わらず放任主義の両親は、全寮制と知っても何も驚かなかったし、反対もしなかった。




3月31日の夜、弟たちが小さな出発式を開いてくれた。


おりがみで作られた飾りは、まだ弟たちの小ささを示しているようで、正直寮に行きたくなくなってしまった。


そんななかみんなに泣きつかれてしまったら、あたしだって泣きたくなる。


長期休暇には帰省するのに、なぜかみんなで泣きあった。