―――… 教室に戻るとすでに授業は、始まっていた。 私と亜衣子ちゃんは、保健室に行っていたと、担当の先生に言うと、自分の席に腰をおろした。 すぐさま、ノートと教科書を開き、先生の話に耳を傾ける私。 でも、正直、私の耳には、先生の説明している言葉なんて一切入ってこなかった。