ずっと、独りにしてごめん。
しぃじいちゃんのこと、分かろうとしなくて
ごめん
会ったら、何を話していいのか分からずにいた
いつも仏頂面で、でもどこか悲しそうで
どうしたら、笑ってくれるんだろう?って
幼いながら、ずーっと考えていた
最後まで答えは見つからなかったけど。
お姉の方が好かれてるって分かってたから
余計に、じいちゃんとの距離をあたし自身が遠くした
バカだよ、ほんとに
今になって気付いたんだ
年賀状、力あるうちは、ずっと手書きで干支の絵を描いて送ってくれた
一言は短いけれど、
じいちゃんにとっては、きっと精一杯の気持ちを込めたんだと思う
また遊びにきてね。って、ありふれた言葉を
一生懸命、力を振り絞って書いてくれた気がしてならない
文字は震えた、でも、力強く
誰よりきっと不器用で、誰より優しい人
頑固で、弱音を一度も吐かなくて
家族のために一生を捧げた人
あたしにはとてもじゃないけどマネできない
すごいよ