「…で?誰に何をされたって?」



みんなが賑わうお昼休み。


目の前でにっこりと怖い笑みを浮かべているのは親友の美奈で。



美奈はあたしを急かすように、指で規則的に机を叩く。



「……誰かわからない人に、キス…されました…」



もちろんそれに答える他なく、あたしは小さな声で呟くように話す。


その瞬間、美奈はカッと目を見開いて。